CSS・はじめの一歩

余白でゆとりをつくる

ぎゅうぎゅうのページは読みにくい。余白を足すだけで、見違えるほど上品に。marginとpaddingを覚えよう。

きれいなページと、なんだか読みにくいページ。その差は、じつは余白(すき間)にあることがほとんどです。文字や部品がぎゅうぎゅうに詰まっていると窮屈で、ほどよく空いていると上品に見えます。余白をあやつる2つのプロパティを覚えましょう。

外側の余白:margin

margin は、部品のまわり(外側)にすき間をつくります。となりの部品との間隔をあけたいときに使います。

p {
  margin: 16px;
}

「段落のまわりに、16ピクセルのすき間をあける」という意味。これで、段落どうしがくっつかず、ゆったり並びます。

内側の余白:padding

padding は、部品の中身と枠の間(内側)にすき間をつくります。背景に色をつけたボタンなどで、文字が枠にぴったりくっつかないようにするときに活躍します。

h1 {
  background-color: teal;
  color: white;
  padding: 12px;
}

背景色をつけただけだと文字が枠にくっついて窮屈ですが、padding を足すと中にゆとりが生まれ、ぐっと見やすくなります。

4方向をまとめて指定する

margin: 16px; は上下左右すべてに16pxをつけますが、方向ごとに数字を複数並べると、まとめて別々の値を指定できます。

p {
  padding: 26px 24px 44px;
}

数字が3つなら「上、左右、下」の順。数字を4つ並べれば「上、右、下、左」と時計回りに1つずつ指定できます。2つなら「上下、左右」。数字の数で意味が変わるのがポイントです。

個数意味
1つ上下左右ぜんぶ同じ
2つ上下・左右
3つ上・左右・下
4つ上・右・下・左(時計回り)

marginで真ん中に寄せる:0 auto

margin には、もう1つ便利な使い方があります。左右を auto(自動)にすると、部品が画面の真ん中に寄ります。

p {
  max-width: 500px;
  margin: 0 auto;
}

「上下は0、左右はauto」という意味。auto は「余ったスペースを左右で均等に分ける」という指定なので、結果として真ん中に寄って見えるのです。max-width とセットで使うのが定番——幅に上限をつけて、余った左右のスペースを auto で均等に分ける、という組み合わせです。

このレッスンのまとめ

  1. margin枠の外のすき間
  2. padding枠の内のすき間
  3. 数字を複数並べると、方向ごとにまとめて指定できる
  4. margin: 0 auto; で、部品を真ん中に寄せられる

margin: 0 auto; での中央寄せは、この先クラスで実際のカードを作るときに、たっぷり出番があります。 :::

やってみよう:あいさつ文にゆとりをもたせる

しまちゃんのあいさつ文(p)に、余白をつけてみましょう。

p {
  margin: 16px;
}

書体・配色・大きさはそのまま。ここでは段落のまわりに、すき間を1つ足すだけです。

ブラウザ表示。あいさつの文章のまわりに、ほどよいすき間ができてゆったり見える
すき間ができるだけで、ぎゅっと詰まっていた文章がぐっと読みやすくなります。